ご提案事例

材質A2017というジュラルミン系の比較的加工難度が高い材質の加工。
Φ300位上の大きなモノの加工でありながら、内円精度を出す必要があり、
難加工で手間も掛かるため、対応してくれる業社が見つからなかった。

丸モノなので、旋盤を使うのが良いのだが、大きすぎて掴めない。
さらに、マシニングの要素も含まれており、旋盤加工したあとマシニング加工というように、工程を分けると2回チャックをしなくてはならないため、同軸精度が出せない。

「フォームクランプ」という治具を採用して加工することで、
ワンチャックにて加工が可能になり、精度が出せる可能性がある。
全てをマシニングで対応するというのがポイントであった。

上記治具を使うことで全工程をマシニング加工にて対応し、
内円の公差や同軸精度を出すことができました。
異形状で同軸度も外径内径で±0.02mmのため、製品の固定方法に大変苦労しました。